こんにちは、神田(@kangtra_1118)です。
飛行機の座席って、どこが良いか悩んでいませんか?
前方や後方座席、通路側と窓側など、
場所によって良いところも悪いところもあります。
お気に入りの座席が見つかれば、
飛行機の座席指定で悩むことも無くなるはず。
今回はそれぞれの座席についてご紹介します!
飛行機の座席配置や配列は機体によって様々
飛行機の座席は、上位クラスから順番に設置されています。
座席クラスについてはこちらの記事で解説しています。

日本航空(JAL)の羽田発ニューヨーク行きの機体を見てみましょう。
この機体はファースト・ビジネス・プレミアムエコノミー・エコノミー
全クラスのシートが設置されています。

前からファースト、ビジネス、
プレミアムエコノミー、エコノミーの順番に配置されています。
この機体では、機体の前方部分は全て上位クラスの座席が占めていますね。
続いて同じJALのホノルル行きを見てみましょう。
ファーストクラスがなく、ビジネスクラスから始まっています。

エコノミークラスの配列にも注目です。
先に載せたJALのエコノミークラスを見ると、
座席の配列は 「3列ー3列ー3列」の並びになっています。
対してハワイ行きの機体は「2列ー4列ー2列」の並びになっています。
このように、どんな飛行機も必ず上位クラスから順番に並んでいますが
席ごとの並びは違っています。
今回はエコノミークラスの中で、
窓側・通路側、前方・後方の座席にどんな違いがあるのか、
それぞれ解説していきます。
前方座席と後方座席
前方座席のメリット
- 飛行機から早く降りることができる
- 騒音が少ない
飛行機は扉に近い前方座席の人が先に降りることができるので
前に行けば行くほど、早く降りることができるでしょう。
飛行機のエンジンが付いている翼より前方の席であれば
騒音を比較的抑えることができますが、
大きい飛行機は上位クラスの座席が占めていることが多いので
エコノミークラスだとあまり期待できないかも。
前方座席のデメリット
- 混み合っていることが多い
前方座席は人気なので常に混み合っています。
そのため乗客が少なくても、
前方は人が多く、後方はガラガラということも多いです。
後方座席のメリット
- 比較的空いていることが多いため、ゆったりできる
後方座席は平日などの空いているときであれば
比較的人が少なく、ゆっくり過ごしたい方におすすめです。
運よく隣の人がいなかったらラッキーですね。
後方座席のデメリット
- 飛行機から降りるのが遅くなる
早く降りたいと考えている人には大きなデメリットです。
飛行機はどうしても前方座席に座っている人が早く降りるので
必然的に最後の方になってしまいます。
乗り継ぎなどでなるべく早く降りたい方は、後方座席は避けた方が良いかもしれません。
窓側と通路側
窓側のメリット
- 飛行機から外の景色を楽しめる
窓側座席は空からの景色を存分に楽しむことができるため
非常に人気の高い座席です。
機内の窓は小さいので、外の景色を楽しめるのは窓側座席の特権です。
飛行機の窓から見る空はもちろん、フライト時間によっては夜景や朝日を楽しめます。
窓側のデメリット
- 席を立つときに隣の人に声をかけなければならない
- 寒いと感じるかも
窓側座席の欠点は、席を立つときに隣の人に声をかけなければならないという点です。
隣の人が寝ていたら、声をかけずらいですよね。
また窓側の座席は通路側より寒いです。
冷房の寒さに弱い人は、夏であっても寒さ対策を十分にする必要があるでしょう。
翼の上に要注意
翼の上の座席の場合、窓側でも景色のほとんどが翼になる可能性があります。
翼に邪魔されず外の景色を楽しみたい場合、
翼ど真ん中の座席は避けるようにしましょう。
通路側のメリット
気軽に席を立てる
飛行機から早く降りることができる
通路側の何よりのメリットは、通路にすぐ出られることです。
長時間のフライトになったりすると、席を立ってお手洗いに行く回数も増えるでしょう。
お手洗いに頻繁に行くかもしれないな、という方は
通路側の座席を選んだ方が良いかもしれません。
通路側のデメリット
窓からの景色は楽しめない
通路を行き来する人が気になる
通路側の座席の場合、当然隣には通路、
もう片方には人がいるので窓からの景色は楽しめません。
窓側座席に座っているのが同行者ならもちろん良いですが、
そうでない限りは横目でちょっと見るくらいになってしまいますね。
飛行機から見える空の景色を楽しみたい方は、通路側だと楽しみが半減してしまうかも。
また通路はCAさんや他の乗客が往来するのが気になってしまいます。
お手洗いに近い席だとなおさら気になるのではないでしょうか。
ゆっくりと休みたいという方は、お手洗いに近い通路側の座席は避けた方が良いです。
エコノミークラスでも特別扱いの「非常口席」「前が壁の座席」
先ほどもご紹介したJALの座席配置図をもう一度見てみましょう。

この画像のうち、23列目のA-K、45列目のA-Kには、前に座席がありません。
前に座席がないということは足元のスペースが広くなっているため
ゆったりとくつろぐことができておすすめです。
しかしながらこの座席、座るのには一定の条件があったりします。
45列目の前方端っこに、赤い矢印マーク≪ ≫があります。
これは「非常口」のこと。緊急着陸時に開くドアです。
非常口席に座る人は「緊急脱出が必要になった際、客室乗務員の援助をお願いされる」ことがあります。
そのため、15歳未満・妊娠中の方などは着席不可、英会話が可能な方、といった条件や
事前に指定することができなかったり、マイレージの上級会員のみ事前指定可だったりします。
また23列目DGJの前には、ゆりかごのようなマークがあります。
これは「バシネット」といって、2歳未満の赤ちゃんを乗せるベビーベッドを設置できる席。
バシネット(https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/support/baby/)
このバシネットは特定の席にしか設置できません。
バシネットを使うお客様がこの席を確保することが多いので
事前の指定ができなかったり、
指定していても、赤ちゃん連れのお客様がいた際に
座席の移動をお願いされる場合があります。
おすすめの座席はどこ?
- 前方+通路側
- 後方+窓側
- 非常口席
前方の通路側はなるべく早く飛行機を降りたい人におすすめ。
後方の窓側はゆっくりと飛行機で過ごしたい方におすすめ。
条件を満たしているなら非常口席もおすすめです。
3列シートの真ん中は微妙?
では次の3つの座席のうち、B,E,Jどこに座ると良いでしょうか?
なお、他の座席は全て埋まっているものとします。

私のおすすめは「E」です。
例えばBに座った場合、お手洗いに行くのに席を立つ場合
Cの人に声をかけて通路に出ます。
そしてAに座っている人が席を立つ場合に、Cの人とともに席を立つなり
Aの人が出やすいようにしますよね。
間に挟まれてちょっと窮屈な思いをしちゃいそうです。
Eに座る場合、両隣の人はそれぞれの通路から席を立つので
声を掛ける必要はあれども、自分をまたいで席を立つ人はいないわけです。
通路側や窓側が空いていなかった時は、
真ん中ブロックの真ん中の席も検討してみてくださいね。
お気に入りの座席を見つけて快適な旅をしよう
今回座席配置の紹介に使った画像は「Seat Gru」で調べたものです。
便ごとの座席配置を確できる大変便利なサイトなので
ぜひチェックしてみてくださいね!
使い方は以下の記事で解説しています。

座席にも好みがあるので、ここの座席が絶対に良い!ということはできません。
座席指定ができるなら、往復で場所を変えてみても面白いですね。
しっくり座席が見つかれば、
長いフライト時間を少しでも快適にすることができますよ!